その後、どうなっているか定期的にモニタリングしています。
菜園作りワークショップ開催しました!
ここで、ひと休み
エコ技セミナー満員御礼!
荒れた竹林→美味しい野菜?
こんにちは、前回に引き続き田舎で働き隊のK,Nです。
今回は、昨年の12月にお手伝いした竹の粉砕作業のご報告です。
この日はとてもいい天気で、絶好の竹林整備日より!
さあ、竹林整備するぞ〜! とやる気満々でM君と現場へ。
現場に着いてみると、伐採された竹が山積みになっています。
またまた地味な予感が。。
しかし前回のお手伝いで、竹林整備がいろんな良いことに繋がることを知ったので
やる気満々継続!
山積みの竹をガンガン粉砕していくのがこの日の僕の仕事でした。
こちらがこの日の主役の粉砕君(と僕が勝手にネーミング)
すごいパワーで竹を粉々にしてくれます。
「さあ、今日も頑張ってくれよ! 粉砕君!」と話しかけるHさん。
さあ、竹を運ぶ人と、粉砕君に竹を入れる人に別れて作業開始です。
僕と粉砕君
山積みの竹も、粉々になるとすごく少ない量になるんです。
M君によれば、竹の粉は良質なたい肥になるそうで、
やっかいものだった荒れた竹林が、美味しい野菜に生まれ変わると思うと
荒れた竹林も捨てたものではないな、と思ったのでした。
竹林の整備から得られるもの
初めまして
「田舎で働き隊」として昨年の9月から京丹後市に赴任中のK,Nです。
僕の活動の1つがエコネット丹後のお手伝い。
昨年10月に竹の伐採のお手伝いをしたので、遅ればせながらその時のご報告です。
現場に行くと緑の粉の山。これ、なんだと思います?
なんと竹の粉です。なんだか抹茶みたいないい香り。
触るとすごく暖かい、前の日に粉砕機で粉々にして積んでおいたものが
さっそく発酵して熱くなってるとのこと。
これって酵素風呂みたいに使えるのでは!などとはしゃぎつつ、さあ仕事です。
さて、竹を切りましょう。
足の踏み場もないくらい竹が生えてます。
まずはM君が見本を見せてくれます。
竹を支えているのが僕。
切った竹を運びだして。
運びやすい長さに切り分けます。
さあ、僕も切るぞ〜
と思ったら、この日の僕の仕事は前日に切った竹の運搬でした。地味だな。。
この後、うんせ、うんせと竹を軽トラの荷台いっぱいに載せて、
竹を焼いて炭にするための場所まで運びました。
地味な作業でしたが、荒れていた竹林を整備すれば、
1、見た目がきれいになって、景観がよくなる
2、竹林に入りやすくなって、春になったら筍も収穫できるようになる
3、枯れた竹が突然倒れてきたりしなくなる
4、切った竹を粉にしてたい肥にしたり、焼いて炭にすればいろいろな用途に使える
と、美、食、安全、再利用といろんな良いことに繋がっていくとM君から教わって、そんなに良いことがあるなら、またやりたい!と思ったのでした。
1.18(水)エコ技セミナー 筆石区
11月エコネット定例会議
BDFで農作業
バイオディーゼル燃料を農機具に使ってもらっています
京丹後市網野町郷の松本さんです。
稲刈りをした後の田んぼで、切り株(?)をさらに刈っておられました。
名水で有名な網野町切畑方面に進んで小高くなったところが松本さんのたんぼです。
とても静かです。きっと水も空気もとても澄んでいるのでしょう。
そして、この道は何と!「参勤交代の道」だそうです。
あ、でも参勤交代ってのは各地の大名が江戸に行ったり帰ったりする事じゃなかったかな、、、
わざわざこの道を通って江戸に?
それともいわゆる丹後の中での参勤交代のようなもの、って意味で
峰山のお城に向かう道だったのか?
と、関係ない事を気にしながらふと振り返るとそこには「西山のテレビ塔」が。
(写真見にくいですが画面の左端の方です)
テレビ塔がこの角度でこんなに低く見えるなんて。
位置関係をよく考えてみると峰山のお城は案外近いかも。
やっぱりこの道はお城に続く道なのでしょう。
秋の山と秋の野菜
先週は丹後町筆石区内にて、
今週は峰山町荒山区内にて、山を整備し竹や雑木を粉化しました。
うっそうとした竹林が見違えるように明るくなりました。
粉化したものは堆肥の原料になります。詳細は追ってご報告いたしますのでお楽しみに。
さて、秋のお野菜が美味しい季節になりました。
梅本農場さん(エコネット丹後メンバーの梅ちゃんとこです)
のお野菜で色々作りました。
無農薬の有機野菜がとっても体に良いのは当たり前ですが
皮や根っこも食べられるので、野菜くずが全く出ません。
↑小かぶは半分に切ってじくごと柔らかく煮ました。葉っぱも浅漬けで。
こちらは↓ほうれん草とニンジンの葉っぱのおひたし。ほうれん草は根っこまで柔らかくて美味しいです。
赤紫色に見えるのは、生でサラダとして食べられるほうれん草です。
体に良いお野菜を食べると、ゴミも減ります。
全て適量で料理をするのでレシピをご紹介できなくてすみません、、、、。
とりあえず、味見とつまみ食いをしながら適当クッキングスタート。
生ゴミ堆肥化学習会(水口テクノス視察)レポート
エコネット丹後の資源化担当Mです。
過日行われました「循環型社会をみんなで考える市民フォーラム」に引き続きまして、
生ゴミ資源化(堆肥化)に関する学習会ということで、今回は生ゴミ堆肥化を行っている
先進地(滋賀県甲賀市水口町)に行ってきましたので、ご報告いたします。
告知から当日まで期限が短かったのですが、11名が参加しました。
水口(みなくち)システムを説明してくださっているダンディーな井狩氏。
まず、水口システムについて紹介です。
このプログラムに参加している市民は、上写真の机の上に乗っている生ゴミバケツに無償配布される種堆肥(手で持っている袋のもの)と生ゴミをサンドイッチにして入れ、週に2回、回収日に収集所においてある収集運搬BOX(ねずみ色の大きな容器)に入れます。
・・・・・・
以上です。
後は㈱水口テクノスが回収し、堆肥化し、再び住民へ種堆肥として配布します。
行政は生ゴミ処理費に代わる委託料を㈱水口テクノスへ支払います。
「手間隙かけて必要以上に細かくする必用はないんです。貝殻だって少し砕いていただければむしろ入れていただいた方がよいくらいです。魚も丸ごと、神様仏様に捧げる生け花だって大丈夫です。」(井狩氏)。
2010年11月26日に開催したフォーラムで議論しましたが、
生ゴミは燃えるゴミに出せばそのまま焼却されます。
生ゴミの主成分は「水」なので水を燃やすのに私たちは税金を払っているようなもの・・・。
お金の問題だけならまだしも、生ゴミは、育まれた命(作物の栄養など)の破片であり、
本来土へ還さなければならない栄養をも含んでいます。
それを他のゴミと一緒に償却することで無駄(粗末)にしていることが問題です。
(一般廃棄物の焼却灰は重金属や時にダイオキシンを含むため資源化しにくく、また、
燃焼過程で化石資源を使用していることもあり、持続可能ではない。)
なぜ堆肥化できない(取組が遅々として進まない)のか?
そこには既存施設や施策との兼ね合い、臭いや収集コスト、住民との協力が必要なことなど越えなければならない壁がいくつかあるようです。
水口システムは、
①無償で
②種堆肥を配布し
③負担に感じさせない努力をしている
ことが特徴で、堆肥化そのものは後述するように、シンプルな方法です。
そこを実現させるまでの取組を諦めずずっとしてきたことが成功の要因です。
住民側の取り組みについては今回は視察できませんでしたので、
以下に回収された生ゴミの堆肥化工程(㈱水口テクノスの取組)をみていきましょう。
工程① 生ゴミの収集(同時に種堆肥の配布)
⇒工程② 計量(写真なし)
⇒工程③ 堆肥化処理槽に投入して一次醗酵処理(約60日間)
臭いは気になるほどではありません(夏場は若干するそうですが)。
この時点ではまだ粗大な生ゴミ(とうもろこしの芯など)やプラゴミも混ざっています。
これらは分解されないだけで問題になりません。
熟成した種堆肥を振るい選別し、粗大なものやゴミと堆肥を分けます。
ここではスプーンや金属も回収されます。
ベルトコンベアに乗って流れてきた種堆肥たちを定量供給機と自動袋詰め機で袋詰めします。
一日フル稼働で1,300袋生産されるそうです。
現在、8,400世帯から生ゴミを回収し、同時に収集所にて種堆肥を無償配布(配給?)しています。
おまけ。副原料としても使われる剪定枝等をガラパゴス(写真の重機)で破砕している様子。
後に生ゴミと一緒になります(水分や醗酵調整に重要です)。
以上、工程概略を紹介しましたが、上述以外には収集運搬容器の洗浄、マニフェスト(廃棄物を処理する際に必用な書類)の発行、排水曝気処理などが工程に含まれるようです。
■水口生ゴミ循環エコロジーシステム(水口システム)の特徴(おさらい)
・種堆肥が無償で配布され、生ゴミとのサンドイッチ材料として使用が推奨されている。
<
br />ユニークな点として、
・臭いの吸着と醗酵促進、水分調整が生ゴミをバケツに入れた時点で行なえる
・「無償配布」のため余ったら家庭菜園に使ってもいい、ことを許容している
という2点が挙げられます。
生ゴミを出す市民からすれば、とても取り組みやすいシステムと言えます。
■施設側の声(井狩氏談)
・電気をゴミ発電で生み出せる仕組みがあれば尚いい
・取組世帯数を1万世帯にしたい
・堆肥を売らず、無償で配ってきたことが成功の一因
・農業(有機栽培)利用も実証していきたい
・2万世帯までは現状の施設で受入可能
・市への報告はマニフェスト(廃棄物処理伝票)で全て詳細に行っている
・最初は7世帯から始まった
・住民への説明会や勉強会などを行ってきた
■甲賀市の取組概要についてはこちらから。
メリットなど市民にとっての分かりやすい広報です。
以上、簡単ではありますが報告でした。
■Mの感想
実際に現場を見て、参加者一同納得しているようでした。
この学習の成果は実際に私たちが暮らす丹後で活かしたいですね。
「行政任せではなく、自分たちでできるところからやろう」
とは理事長の締めの言葉。
ほんとに、そう思います。
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訪問先:株式会社水口テクノス 生ゴミ堆肥化センター(滋賀県甲賀市水口町松尾)
参加者:エコネット丹後理事長(野木)、事務局、会員(主婦他)の皆さん。11名。
日 時:平成23年10月12日(水)8:20~19:00
目 的:先進地事例の検証